現在のコンピュータ将棋の強さ・棋力とは?
コンピュータ将棋ソフトは、コンピュータに膨大な量の勝利までのデータを蓄積することで勝利を導き出していきます。
一瞬でその何千、何万通りの中から最適な手を選び出してきます。
これまで電王戦などでコンピュータ対プロ棋士の試合が行われてきましたが、その強さは人間に負けを認めさせてしまうほどで、人間では機械には勝てないのかという認識を植え付けました。
コンピュータの得意分野とは?
コンピュータ将棋の強さが最も発揮されるのは、乱戦になった折の心理戦です。
コンピュータはバグでもない限り、ミスを誘発することはほとんどありません。
また、プログラムを増設していくことで新しい手にも対応していく強さがあります。
ただそのプログラムを書き換えるには、膨大な量の情報を書き換えなければならないため、プログラマーも神経を使います。
中盤から終盤にかけては、粘り強く勝利を導き出していくため、集中力が勝負の人間では追いつけないのです。
コンピュータの弱点とは?
コンピュータは、これまでの棋士たちの試合を基にデータを打ち込まれています。
勝負は中盤から終盤が熱くなるため、序盤に関するデータはそれらよりも情報量が少ないのです。
そのため、序盤において中盤や終盤までもつれこみそうな手をカモフラージュされるような手を使われると、序盤での発生する“見落とし”に気が付けないままになってしまうといったことが起きるのです。
電王戦第五局で阿久津8段が使った「嵌め手」と呼ばれる手により、コンピュータ将棋の弱さが明らかになりました。
今後、弱点とされた序盤についてのデータが充実させられればプロの棋士たちでも打開策を見出していくのは難しいかもしれません。
アマチュア初段を目指す人のためのおすすめ将棋ソフト
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特徴
激指シリーズは(当たり前のことですが)シリーズを追うごとに強くなっている将棋ソフトです。
今回の激指13における最高棋力は「七段+」。
「指導対局」では、自分の指し手がチェックできます。
「実践詰将棋」は、投了図から指して勝ち切るモードです。
「詰棋」では、3手詰、5手詰の問題に挑戦できます。
「検討モード」では、局面における激指が示した読み筋や形勢判断を見ることができます。
「次の一手」では、文字通り次の一手問題に挑戦できます。
「マイナビ女子オープン棋譜」では、同対局において解説つきで棋譜を見ることができます。
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おすすめの理由
激指13の棋力「七段+」は、アマチュア初段を目指す人にとっては十分すぎる棋力です。
また、「強い」だけのソフトではなく、豊富なメニューによって成長できる要素が詰まっていることもポイントです。
特に、終盤に定評があるソフトならではですが、詰将棋モードの充実によって終盤力もメキメキ上達できそうです。
将棋初心者でも、少しずつ上達できるシステムになっているので、周りに対戦相手がいない場合でもこのソフト一本で棋力アップが図れます。
ちなみに、歴代の名人との対局は棋風通りで楽しめます。
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不満な点
棋力が低い人にとっては、コンピュータ側が投了する場面を理解できないときがあります。
ここは詰むまでやってほしいという意見も多いでしょう。
また、いろいろな棋譜サイトから棋譜を読み込むために手間がかかることも不満な点です。
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アマチュア初段を目指す人のためのおすすめ将棋書籍
次の一手式の問題集です。
内容は基本の手筋が多いですが、決して初心者向けに特化しているわけではなく、段位を目指している人も重宝する内容となっています。
このような問題を理解しながら解いていけば、実践で「見える」ことも増えると思います。
アマ初段を目指す人にとっては、いつも傍に置いておきたい一冊です。 |
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「受け」だけは初心者という人は意外と多いです。
この書籍では、多くの図が使われ、また丁寧に解説されています。(問題集ではありません)
「受け」だけの内容ではないところにも注目で、相手の攻めを受けた後にどのようにして攻めにつなげるかなども解説されています。
内容としては高度な部分も多いので、中級者でも満足できる本です。 |
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囲い崩しの基礎力養成や確認に最適です。
矢倉や美濃、穴熊、舟囲い、中住まいの崩し方を問題形式で180問、丁寧な解説がされているため、総ページ数は400ページ弱というボリュームがあります。
総合的な囲い破りの書籍なので、さすがに各囲い崩しの専門書よりは薄いですが、級位を卒業したい人にとっては基礎固めになる内容になっています。 |
楽しみながら棋力向上する方法とは?
そこで参考になるのが、将棋番組。少ない番組しかない地上波ではなく、CS放送の将棋チャンネルがおすすめです。スカパーの将棋チャンネルでは、タイトル戦の将棋解説や詰将棋講座をはじめ、将棋認定への挑戦や棋力別にピンポイントで受講できる将棋講座などもあります。
棋力向上に楽しみながら活用することができるでしょう。また、スカパーには、プロ野球や映画、アニメなどの専門チャンネルも数多く揃っています。